ネズミ駆除に助成金は出る？
ネズミの駆除については、自治体ごとに対応が異なります。結論から言うと、ほとんどの市町村や保健所では、ネズミの駆除ついて、補助金や助成金によるサポートは行っていません。
ただし、一部の自治体では、ネズミの駆除に補助金や助成金を支給しているケースもあります。しかし、個人が所有する住宅向けの支援はほとんどなく、基本的には町内会や商店街などの団体向けの補助金や助成金に限られます。
自治体が行っているネズミ駆除サポート
基本的に、ネズミの駆除について、自治体から補助金や助成金は出ないと紹介しました。しかし、補助金や助成金以外のネズミの駆除のサポートを行っている自治体は多く存在します。自治体ごとに対応は異なるため、お住まいの自治体でネズミ駆除のサポートが行われていないか確認してみましょう。
ここでは、自治体が提供するネズミ駆除の主な支援内容を紹介します。
支援1｜ネズミ駆除の相談受付
自治体の多くは、ネズミの駆除についての相談窓口を設けています。ネズミの発生状況や被害状況について個人からの相談にも対応し、ネズミ駆除のための適切な対策や予防策などのアドバイスをしています。
相談に対応することが多いのは、自治体の環境保全課や衛生管理課です。知識のある専門の担当者が市民の不安や疑問にアドバイスしています。
自治体の専用の窓口への相談のほかには、自治体が開催するワークショップやセミナーで、ネズミ駆除に関する知識を得られることもあります。
支援2｜害獣駆除業者の紹介
信頼できる害虫駆除業者を紹介するサービスを提供する自治体もあります。ネズミの被害に困っており、どこに駆除を依頼すれば良いかわからない場合に便利なサービスといえるでしょう。
自治体が紹介する業者は、一定の基準を満たしたプロフェッショナルです。安全にかつ効果的にネズミを駆除してもらえる期待がもてます。
そのほか、害虫駆除業者自体を紹介していない自治体でも、業者選定のアドバイスや見積もりの取り方を教えてくれることがあります。
支援3｜駆除に必要な道具の貸し出しや無料配布
ネズミの駆除に必要な道具の貸し出しや無料配布を実施したりしている自治体もあります。例えば、ネズミ捕りのトラップの貸し出しや忌避剤、毒餌の配布などです。
ネズミの駆除に必要な道具を自治体から借りることで、あるいは忌避剤などの無料配布を受けることで、駆除にかかる個人の負担を減らせます。自分でできるネズミの駆除対策を低コストで実施したい場合に役立つでしょう。
サービスを提供している自治体では、貸し出し用の捕獲器の使い方や無料配布の毒餌の使用方法の詳しい説明も行っています。ネズミの駆除が初めての方でも安心して取り組めます。
ネズミ駆除にかかる費用相場
業者に依頼した場合のネズミの駆除費用は、1万円～30万円程度と幅があります。対策が必要な範囲とネズミによる被害の状況によって料金が変動するためです。
例えば、一般の住宅の場合、住宅の面積が広いほど、ネズミが進入できる隙間が多いほど、費用が高くなる傾向にあります。また、一般的に面積の関係上、集合住宅よりも一軒家の駆除費用のほうが高くなりやすい傾向にあります。
ネズミの駆除にかかる費用を個別に知りたい場合は、業者に見積もりを依頼するのが確実でしょう。
防除研究所では、下記のように、無料調査を実施した上で、害獣のいる場所や施工方法によって価格を算出して見積書を作成しています。
ネズミ駆除の費用を抑える方法とは？
ネズミによる被害が広がる前に、費用を抑えてネズミを駆除する方法を紹介します。
方法1｜自分で追い出す
ネズミの駆除にかかる費用を極力抑えたい場合は、自分でできる対策を行いましょう。主な方法を紹介します。
罠の設置
粘着シートやトラップを使ってネズミを捕まえる方法です。粘着シートはネズミの通り道やネズミがかじった跡が見られるような場所に設置します。ネズミが飛び越えてしまうことも考慮し、数枚並べて置くと良いでしょう。
トラップは、粘着シートよりも広いスペースに適した方法です。トラップの中に餌を置いて、ネズミを引き寄せます。粘着シートと異なり、複数回利用できるのが特徴です。
殺鼠剤（毒餌）の使用
ネズミが口にすることで駆除できる方法です。即効性のあるタイプと、遅効性で巣にいるネズミにも効果を発揮できるタイプがあります。ペットなどが口にしないように設置場所には注意が必要です。
ただし、毒餌などを口にした個体が屋内で死んでしまうこともあるため、死骸を見つけられないと腐敗臭に悩まされることもあります。
追い出し対策
ペパーミントなどの強いにおいのするものや、ネズミが嫌う成分が含まれた忌避剤などを使って、ネズミを追い出します。忌避剤は、ネズミの巣穴や侵入口に設置するのがおすすめです。ただし、ネズミにも個体差があるため、思うような効果を得られない場合もあります。
侵入防止対策
すでに家に侵入したネズミを駆除できたとしても、新しくネズミが侵入してきたら、その都度対策をとらなければなりません。ネズミが侵入しそうなわずかな隙間を塞ぐことで、ネズミによる被害を防止します。
ネズミは、外壁や屋根裏、通気口、排水パイプなどのあらゆる場所から侵入するため、まずは侵入経路になりやすい場所の特定が必要です。
方法2｜専門業者に依頼する
自分でネズミを追い出せば、低コストで駆除できる可能性があります。しかし、ネズミを捕獲した後は、処分をして掃除もしなければならない上に、被害にあった建材の補修も必要です。
また、殺鼠剤はネズミの駆除に利用できますが、死骸が見つからずに二次被害に遭う可能性もあります。
ネズミの駆除が不慣れな場合は、業者に依頼するのが確実です。結果として業者に依頼するほうが、トータルのコストを抑えられる可能性があります。
業者に依頼する場合は、複数の業者に相見積もりをとりましょう。業者ごとに、駆除の内容や保証内容、費用、実績などが異なるため、複数の業者を比較して選択するのがおすすめです。
ここでは、相見積もりをとる際に確認すべきポイントを紹介します。
ペストコントロール協会に登録しているか
ペストコントロール協会とは、害獣や害虫の駆除についての認定などを行っている団体です。協会に登録されていれば、害獣駆除などの専門的な知識を習得していることがわかります。
点検商法や飛び込み脅かし営業でないか
無料で点検することを装って高額な請求をする「点検商法」や、突然の訪問で契約を迫る「飛び込み脅かし営業」には注意しましょう。信頼できる業者を探すには、知人の紹介のほか、インターネットの情報なども役立ちます。
駆除方法や保証内容は充実しているか
業者によって、駆除方法、薬剤や道具の種類、保証内容、作業時間は異なります。見積もりの段階で不明な点がある場合は、業者に内容を確認しておきましょう。
口コミや評判はどうか
信頼できる業者か見極めるには、見積書以外の情報も確認しましょう。例えば、口コミや評判が参考になります。対応がしっかりしているかどうかなど、見積書ではわからない部分を中心に情報を集めましょう。
ネズミ駆除なら防除研究所にお任せください！
ネズミの被害にお困りの方は、防除研究所にご相談ください。
弊社では薬剤使用を最低限に抑えて駆除を行う「レスケミカル」を心がけているため、人体や環境に配慮しながらネズミ駆除を行うことが可能です。ネズミ駆除の際には、弊社のオリジナル製品である超音波発生装置「スーパーハヤブサ」によって、ネズミを寄せ付けないような空間を作ります。
また、再発防止にも取り組んでおり、施工完了後は効果測定として報告書を提出するため、しっかり駆除されているかどうかも確認できます。
さらに、最長5年の長期保証があり、万が一再発した場合でも追加料金をいただくことなく駆除にあたるため、ネズミの再発に不安がある方にも安心してご利用いただけます。
状況によっては即日対応もできますので、お気軽にお問い合わせください。
まとめ
基本的に、一般家庭向けのネズミ駆除の助成金や補助金はありません。自治体によっては、ネズミ駆除の相談窓口を設けている場合もあるため、上手に活用しましょう。ネズミの駆除は、自分でもできますが、ネズミの処分や再発防止などを考慮すると、信頼できる業者に依頼するのがおすすめです。