天井裏にネズミが棲みついた?まずは「ラットサイン」を確認!
ネズミが天井裏に棲みついているかを確認するには、「ラットサイン」を調べる方法があります。ラットサインとは、ネズミが出入りした形跡のことです。
もし下記のサインに当てはまらず、動物の気配がする場合は、アライグマやハクビシンなどの害獣の可能性もあります。これらは鳥獣保護法により自力での駆除はできないため、専門業者に相談しましょう。
鳴き声や動く音がする
ネズミは夜行性の動物であり、夜になると活発に活動します。特に天井裏にネズミがいる場合、「キーキー」や「キューキュー」といった高い鳴き声が聞こえてくることがあります。また、足音や物音として「トトトト」「バタバタ」「カサカサ」といった音がすることもあるでしょう。
さらに、「カリカリ」や「ゴリゴリ」という音が聞こえた場合、それはネズミが柱や壁をかじっているサインです。これらの音を感じたら、ネズミが活動している可能性が高いといえます。
5~10mmほどの黒いフンが散らばっている
ネズミは移動しながらフンや尿を撒き散らします。特に天井裏の隅や通路に、5~10mmほどの黒い小さなフンが散らばっている場合、ネズミが頻繁にその場所を通っている可能性が高いでしょう。
比較的新しいフンは光沢が見られますが、時間が経過すると乾燥するため、その状態を確認することでネズミの最近の活動状況もある程度把握できます。
黒や灰色っぽい汚れがある
ネズミは体に油分や汚れが付着しているため、天井裏の通り道や壁の角に黒っぽい汚れがついていることがあります。
壁や配管の周り、角の部分などをよく観察し、ネズミが体をこすりつけて移動している形跡がないか確認しましょう。
天井裏のネズミを放置するのは危険|起こりうるリスク
ネズミが天井裏に棲みついたまま、放置しておくのは危険です。ネズミはあっという間に繁殖し、数が増えると被害の範囲が広がります。
ここでは、放置することによって考えられる主なリスクを2つ解説します。
経済面のリスク
ネズミは家の壁や柱など、建物の構造部分をかじってしまうため、建物の資産価値を大きく損なうおそれがあります。特に木材部分をかじられると、建物の強度が弱くなるだけでなく、修繕費用が高額になることも少なくありません。
また、ネズミは電気コードや配線もかじる習性があるため、これが原因で家電が故障する可能性があるほか、最悪の場合、ショートして火災が発生するリスクも高まります。天井裏には電気配線が通っていることが多いため、特に注意が必要です。ネズミによる火事は火災保険が適用されないケースが多く、自己負担になる可能性があります。
健康面のリスク
ネズミは移動する際にフンや尿を撒き散らします。ネズミが通った場所には病原菌が潜んでいる可能性が高く、触れてしまうと病気になりかねません。
代表的な病気には、サルモネラ菌、E型肝炎、ハンタウイルス、腸チフス、レプストスピラ症などがあり、これらは発熱や下痢などの重篤な症状を引き起こすことがあります。また、ネズミに寄生するノミやダニも、皮膚の強いかゆみや感染症を引き起こす可能性があります。
さらに、ネズミの存在による精神的な被害にも注意が必要です。天井裏の音や臭いが不快感を引き起こし、不眠症やノイローゼなどの健康被害を招くことがあります。
天井裏のネズミを駆除する3つの方法
天井裏のネズミは簡単に駆除できないことが多いため、複数の方法を組み合わせることで、より高い効果が期待できます。
ここでは、天井裏のネズミを駆除する代表的な方法を3つ紹介します。
1.環境的防除
環境的防除とは、ネズミの居心地が悪くなるように環境を整えることです。食べ物が放置されていたり、ゴミが散乱していたりすると、ネズミはそれをエサとして棲みついてしまいます。まず、家の中からネズミの餌となるようなものは取り除き、巣を作りにくい状況を作りましょう。
また、ネズミの侵入経路を特定し、徹底的に塞ぐことも重要です。家の隙間や配管周りの穴を塞ぎ、ネズミの侵入を防ぎましょう。
2.捕獲器による駆除
捕獲器を使った駆除方法には、バネ式の圧殺タイプとカゴ式・粘着式の生け捕りタイプの2種類があります。バネ式は、ネズミが仕掛けに触れた瞬間に強力なバネで圧殺する仕組みです。一方、生け捕りタイプはネズミを殺さずに捕獲する方法です。
捕獲器による駆除のメリットは、購入・設置までが簡単な点です。ホームセンターやネット通販で購入でき、手軽な方法といえるでしょう。デメリットは、ネズミの死骸を自身で処理する必要がある点です。
捕獲したネズミが生きていれば、水を張ったバケツに沈めるなどして殺処分しなければなりません。また、ネズミはさまざまな寄生虫や病原菌を宿しているため、取り扱いには注意が必要です。
3.薬剤による駆除
薬剤を使った駆除方法には、忌避剤と殺鼠剤の2つがあります。忌避剤はネズミが嫌がる成分を含んでおり、天井裏や侵入口に散布することでネズミを遠ざけることが可能です。
忌避剤には、煙を充満させる燻煙(くんえん)タイプのほか、侵入口に塗ったり散布したりするゲルタイプやスプレータイプがあります。これらの忌避剤を適切に使用すれば、ネズミの侵入を防げるでしょう。
殺鼠剤はネズミを直接駆除するための薬剤で、餌として置くタイプが代表的です。使用する際は、ペットや子どもが誤って摂取しないように注意が必要です。さらに、使用後には死骸の処理や清掃をして、感染症や悪臭を防ぎましょう。
天井裏のネズミ駆除が自力では困難な理由
天井裏のネズミを自力で駆除するのは、困難な上に健康面のリスクも伴うため、専門業者に依頼するのが確実です。下記では、天井裏のネズミ駆除が自力では困難な理由について解説します。
自力だと天井裏へ入れない
住宅の構造によっては、天井裏に入ること自体が難しいケースがあります。特に狭いスペースだと、自力で入るのは容易ではありません。最悪の場合、天井から落下してケガをするリスクもあります。
また、天井裏は埃っぽく不衛生な環境であるため、入ること自体が心理的なハードルとなることもあるでしょう。さらに、ネズミの存在自体が怖くて自力での対応が難しいと感じる方もいます。
天井裏に長く棲みついたネズミは簡単には駆除できない
天井裏に長期間棲みついているネズミは、忌避剤や超音波などの効果が薄い場合があります。ネズミがその環境に適応してしまい、駆除方法が効かないことも少なくありません。
また、棲みついたネズミの種類によっては、特別な対策が必要な場合もあります。したがって、効果的な駆除方法を選定するには専門的な知識が必要です。
死骸の処理や消毒が難しい
ネズミはさまざまな病原菌を持っているため、適切な方法で死骸の処理をする必要があります。死骸処理の方法を誤ってしまうと、病原菌が拡散するおそれがあります。
また、死骸のある場所の清掃や消毒も重要です。消毒を怠ると、感染症のリスクが高まります。死骸の処理や清掃・消毒には、専門的な知識と適切な器具を用いる必要があり、自力では困難です。
駆除しても再び侵入される可能性がある
ネズミを駆除できたとしても、侵入経路を塞がなければ再び侵入される可能性があります。ネズミの侵入経路には、配管周りの小さな隙間や壁にできた穴、外壁と基礎の接合部、通風口、エアコンの外部ユニットなど多様にあります。
これらの侵入経路を適切に塞ぐためには、建物の構造的な対策や補修が必要であり、専門家に依頼するのが確実です。
天井裏のネズミ駆除は実績豊富な「防除研究所」にお任せください
防除研究所は、害虫・鳥獣駆除・衛生管理のプロ集団です。ネズミの駆除に関する豊富な経験とノウハウを有しているので、ぜひお任せください。殺鼠剤や超音波を発生させるスーパーハヤブサ(撃退器)など、効果的な方法を駆使してネズミを駆除します。
また、再発防止にも力を入れており、徹底した侵入経路の封鎖や駆除後の清掃・消毒も万全です。保証もつけており、万が一再度問題が発生した場合も安心です。
即日対応も可能ですので、お急ぎの場合もご連絡ください。
まとめ
天井裏のネズミ駆除には、環境的防除、捕獲機、薬剤の3つの方法が効果的です。これらの方法を組み合わせることで、ネズミを駆除するだけでなく、再発防止にもつながります。
しかし、自力での駆除は困難な場合が多く、専門業者に依頼するのが確実です。特に天井裏のように、入るのが難しい場所や、長期間棲みついたネズミの場合は、専門的な知識と技術が必要です。適切な駆除と再発防止のために、ぜひプロの力を借りることをおすすめします。